【送料弊社負担】フォーマル用 草履バッグセット
口金Gフラット Rハート型 一本手
佐賀錦《二色金観世水 3601-1》
〈草履：Ｍ〉

『佐賀錦』とは、江戸後期から現在の佐賀地方で始められた華麗な錦織物の名称です。最大の特徴は、経糸(たていと)に、金、銀、漆を貼った和紙を細かく裁断した特製の糸を使用し、緯糸(よこいと)には多彩な絹糸や金銀糸などを使用して織りあげる染織技法にあります。伝統的な織技法を基本としながら、素材の吟味、織り方の創意工夫が加えられて工芸品として高い評価を得ています。そんな佐賀錦を使用した華やかな草履バッグセットのご紹介です。

こちらは「博多織」の佐賀錦となります。「博多織」とは鎌倉時代、博多商人が僧侶とともに宋の時代の中国に渡り、織物技術を持ち帰ったのが始まりです。時代とともに改良が加えられ仕上げられた、琥珀織（タフタ）のようにしっかりとした地と、浮線紋や柳条などの模様の浮き出た厚地が特徴の生地です。主に帯や伊達締めになる博多織のキュッキュッと響く独特の絹なりの音と独自の締め心地の良さの秘密は、ずばぬけて高い密度の経糸。あのとても締め易くシワになりにくい締め心地はここからきています。経済産業大臣指定伝統的工芸品にも指定されている、日本が誇る伝統工芸品です。こちらはバッグ用に別注で織られた帯地となります。

ベースの生地は銀糸とクリームの糸が織り込まれており、華やかなイメージ。細かなボーダーにも見えます。そんな地に色合いの違う金、二色で描かれた織の「観世水」がデザインされた草履バッグセットです。観世水（かんぜみず）とは、水が渦巻いている様子を描いた格式高い流水文様の1つです。優雅な曲線が印象的なこちらは華やかなイメージがあり、格調高いバッグや草履に仕上がっています。持ち手も本体と同じ生地で作られています。

横から見ると細目のハート型のフォルムが可愛らしいバックは見た目だけではなく、バックのフタはがま口型。しっかりとしています。マチ部分が蛇腹(じゃばら)になっているので、大きく口が開き、物の出し入れが簡単。小物を整理するのに便利なポケットも施され、見た目以上に収納力があります。草履の鼻緒にはバッグと同じ佐賀錦を使用。台と鼻緒がやや幅広タイプですので、普段草履を履き慣れない方も安心して履くことができます。 また、台部分は3枚芯ですので、側面の見た目に高級感があります。 裏面は滑り止めゴムを取り付けています。